2009年秋冬コレクションで発表されてから約4年の月日が経ちましたが、追求したミニマリズムは、KINTOがこだわる「機能美を備えたデザイン」の象徴的な存在である、FARO。
今日は、そんなプロダクトの開発時のことに焦点を当ててご紹介します。

無駄なものを削ぎ落とすからこそ、美味しいものはさらに美味しく、便利なものはより便利に、と本質の豊かさが求められる。そんな時代だからこそ、ミニマルなコーヒーメーカーの開発に取り組みました。

ステンレスフィルターを採用し、ペーパーレスで環境に配慮するだけでなく、そこにはペーパーフィルターでは濾してしまうコーヒー豆本来のコクと旨みがたっぷり含まれたオイルも味わえるという利点がありました。

また、コーヒーの淹れ方も簡単。豆を目盛りまで入れて少量のお湯で蒸らした後は、上の目盛りまでお湯を注ぐだけで、ちょうど下のカップ1杯分が淹れられるドリッパー。
一気にお湯を注ぐことで渋みのないコーヒーを短時間で抽出できる構造となっています。
待ち時間は至福の時とも言えるけれど、見張っていなくてもきちんとドリップされている。つまりお気に入りの豆とお湯を用意すれば、基本的には味がぶれることなく美味しいコーヒーが簡単に愉しめる器具なのです。

そして、ただ単純に便利な器具としてだけではなく、フォルムの美しさも追い求めました。
デザイナーは、KINTOのCASTシリーズやOVAなども手がけた城谷耕生氏。
ぴったり積み重なるコンパクトさは、機能を備えつつ計算された高いデザイン性が顕れています。そんなすっきりと控えめな佇まいは、使っていないときも美しい、昼の灯台(FARO)のようなデザイン。
2009年度のグッドデザイン賞を受賞し、今なお国内外で高い評価を得続けているコーヒーメーカー。

機能的で、美しい。そんなプロダクトとしてのこだわりも、大切にしています。

[お知らせ]

FAROは渋谷ヒカリエ8Fで開催中のd47 MUSEUM 第4回企画展にて展示・発売中です。

47 GOOD DESIGN -47都道府県のグッドデザイン賞-

期間:2012年11月1日(木)~2013年1月27日(日) 
    11:00~20:00 (1月1日休館)
場所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F) →MAP
主催:D&DEPARTMENT PROJECT

FAROの機能美を堪能するチャンス!ぜひお立ち寄りください。